タマネギ中毒にご用心!

タマネギが、犬にとって有害な食品という事は多くの飼主さんが認識されていますが、タマネギを食べてしまった場合、対処の早さが中毒発現の有無を決めるという事は、以外と知られていないということを、先日、飼主さんから教えていただきました。タマネギに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分は、犬の赤血球を破壊してしまうことで溶血性貧血を起こし、重度の場合亡くなってしまうこともあります。

摂取されたタマネギが、胃から吸収されて血液中に入ってしまった場合、確実に中毒を予防する方法がないため、胃から吸収されてしまう前に催吐処置によってタマネギを吐かせてしまうことが肝心です。

もしもタマネギを食べてしまったら・・・
○すぐに病院を受診して、催吐処置を受けて下さい。
○動物病院へすぐに行けない状況では、自宅での催吐処置を試みて下さい。
 (自宅での催吐処置には各種方法がありますので、病院でお気軽にお聞き下さい)