病院だより

トリミングコース

この度、下記の条件を満たす場合となってはしまいますが、当院で以前よりお問合せを多く頂いていましたトリミングコースを始めます。当院では、一般的なトリミングと少し異なり、わんちゃんの体力、当日の体調に合わせて柔軟なメニューで対応し、ご愛犬の負担が少ない動物病院ならではのトリミングを行います。

〈条件〉
◯高齢を理由に、一般のサロンでトリミングを断られてしまった子
◯病気を理由にトリミングが負担となりリタイアせざるを得なくなってしまった子

事前にトリマーとオーナーとでカウンセリングを行い、それを元に獣医師、看護師、トリマーと連携をとりながら、病院ならではの安心した環境のもとで行うことができます。通う頻度や内容も形に沿った決まりはなく、その子に合わせて計画を立てながら行いますのでご安心ください。

 

〜担当者からの一言〜

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トリミングを担当させていただくウエノです。

今まで約10年間ペットショップやサロンで主にわんちゃんの美容やお手入れを目的としたトリミングに携わってきました。現在は当院のスタッフとして主にグルーミングや診察の補助をさせていただいております。診察を通して高齢や持病で長年通っていたサロンさんでのトリミングを受けられなくなってしまったというオーナーさんのお声が多いことを知り、サポートをしたいという思いからトリミングコースの開設に至りました。

トリミングについての詳細、ご相談がございましたらお気軽にお尋ねください。

 

 

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ある報告では犬の跛行の原因のおよそ30%前が
前十字靭帯の部分断裂が原因とされています。

スポーツや事故で靭帯が切れてしまう人と異なり、
犬の靭帯断裂は変性性疾患と呼ばれる少しづつ
水面下で進行する疾患です。

そのため症状も様々で、跛行や患肢の震えから、
筋肉量の減少、元気がない等、多岐に及びます。

部分断裂は放置すると完全断裂に移行すること
知られていますが、部分断裂を早期に診断できれば
残存靭帯を守れる治療法があります。

早期発見にはレントゲンやエコー検査が有用です。
特別プランを機会にぜひご愛犬の膝の状態を
チェックしてあげてください。

詳しくはお電話またはスタッフにお問い合わせ下さい。

 

 

 

第二駐車場の場所が変わりました。

7月5日より同敷地内ですが場所の小変更があります。

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段差があるので入り方にご注意ください。

 

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56、57,58番になります。(看板あり)

診療体制/第二駐車場の変更のお知らせ

7月より獣医師3名体制から2名体制への診療体制の変更があります。変更に伴いまして獣医師1名で診察を行う時間帯(下記)が生じます。混雑時は診察までの待ち時間が増えてしまう場合が出ることも予想されます。あらかじめお詫び申し上げます。

 

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(↑タップすると拡大できます)

症状やご予定に余裕がある場合には獣医師2名で診察を行っている時間帯でのご来院にご協力お願い申し上げます。
(獣医師の出勤日時に関してコチラ

 

第二駐車場変更について
7月(日時未定)より、現在の第二駐車場と同じ敷地内にて駐車場所の変更があります。決まり次第お知らせいたします。

第108回日本獣医麻酔外科学会 

コロナを境に獣医学の学会もWEB開催を行うようになったのですが、実際の会場で行う学会が復活した現在も、好きな時間に講演を聞けたり、病院を休まなくても良いなどの利便性を理由に、会場とWEBのハイブリッド開催が主流になっています。通常は私もほぼWEB学会を受講しているのですが、今回は外科のドライラボ参加のため直接会場での実習に行かせていただきました。

今回は、膝蓋骨内方脱臼を併発した前十時靭帯断裂症例に対するTPLO術の各種工夫方法や小型犬の前十字靭帯断裂におけるTPLO術の有用性などに関するアップデートを学ぶことができました。ドライラボで使用した新しいプレートの発想は秀逸で、従来の方法よりもかなり綺麗に膝蓋骨内方脱臼と前十字靭帯の併発症例の外科ができるようになった点に感動できました。新しいプレートは、外科の術後成績の向上、合併症の低減にとって重要な役割を担ってくれそうでした。

また、TPLO術(前十字靭帯断裂の手術方法)を受けるコ達にとって、とても朗報となったのが、長らく意見が統一されていなかったTPLO後のプレート抜去術の必要性についてです。これまでは、抜去する病院もあれば残す病院もあり判断はアップデートの時期や考え方で別れていました。獣医学的には甲乙つけ難い選択肢ですが、動物やご家族にとっては、肉体的、経済的負担が少なくない選択肢でした。朗報とはこの選択に関してですが、統計学的にプレートを残した場合のデメリットを見出す事ができず、獣医学的指針として抜去不要と報告されました。もちろん個々の症例により絶対的指針ではないのですが、今後は抜去の必要性を見出せない限りは原則残すという方針に、今回の学会に参加さる事で当院は切り替える事ができました。