新しく子犬、子猫を迎えたときに注意したい寄生虫

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。さて、クリスマス、初売りと新聞と一緒にペットショップのチラシも見受けられ、このような機会に新しく家族に迎えられた方もいらっしゃるかと思います。おうちに来てから、何事もなく過ごす子も多くいますが、時々、健診で寄生虫が見つかることがあります。まず多いのが、腸管内の寄生虫です。食欲も元気もあるけど、軟便がなかなか治らないとのお話をよく聞きます。お店では、駆虫済みとのことでしたが、便検査をすると、コクシジウム、ジアルジア、トリコモナスといった原虫が発見されることがあります。これらは、一般的な回虫駆虫剤では、駆虫されません。また、顕微鏡でないとわからないため、見逃されることがあります。新鮮な便での検査が必要となります。2つ目に多いのが、耳ダニです。耳を異常に痒がったり、黒っぽい、乾燥した耳垢がみられたりします。耳垢を顕微鏡で見ることによって、確認します。ただし、感染数が少ないと一度の検査で検出できない場合もあります。おうちに来てからの健診を受けることは、とても大事です。特に気になることがなくてもぜひ、受診されることをお勧めします。

獣医師:半澤