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骨折(指の骨)

体の小さな犬種の場合、ちょっとした高さからのジャンプや、足先を物にぶつけてしまっただけでも、力の入り方によって指の骨を骨折してしまうことがあります。
何かの拍子にギャンと鳴き、足先を浮かした状態のままケンケンで歩いていたり、足先が腫れていて熱っぽく、痛がる様子があれば指の骨の骨折が疑われます。

指の骨折の治療方法
ギブス固定

骨折部が骨の中央付近で、骨のズレの少ない場合に適応となります。特に、小指や人差し指の骨折に有効な方法です。通常4~8週間のギブス固定が必要になります。
外科手術
ギブス固定で治らない場合、3本以上の骨折が認められる場合などで、外科手術が適応になります。骨折の状況により、プレート固定やスクリュー、ピン固定などが選択されます。

写真は人差し指と中指を骨折してしまったトイプードルのレントゲン写真です。
骨折の状況から、ギブス固定が適応となります。
DSCF9932
鎮静処置により痛みをなくした状態で、特殊なテープの巻き方で骨折してしまった指に
牽引をかけます。
DSCF9724
ギブス固定をするためのクッション材を巻きます。
DSCF9725
巻くと固まる特殊な包帯を使用してギブスを作成します。
DSCF9728

ギブス固定の場合、元気になって動き回ることで生じるギブスのズレや、骨折部のズレ
の確認のために頻繁なレントゲン撮影が必要になります。
①→④にかけて骨が少しずつ修復されていく過程が観察されます。骨折から7週間で
④の段階まで修復されギブス固定が終了となります。
kkk コピー.JPG111

下の写真は、人差し指の一本だけを骨折してしまったビーグルの写真です。
骨折の状況からギブス固定が適応と考えられます。
DSCF9863P
しかしながら、年齢や活動性、指の靭帯による牽引などの条件で、ギブス固定で治癒できない場合があります。こうした場合、一定期間ギブス固定で経過観察を行い、治癒が難しいと判断された場合には外科手術が適応となります。写真はラグスクリューという方法です。斜めに入った骨折線に対して圧迫をかけながら整復するのに適した治療方法となります。
DSCF9854P

骨折の治療方法には犬種や年齢、骨折部位によって様々な治療方法が選択されます。
それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、状況に合わせて慎重に選ばれています。