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歯石除去

歯石
歯石とは、歯に付着した歯垢と、唾液中に含まれるカルシウム等が反応して石灰化した固形物です。数年間かけてじょじょに歯の表面に蓄積し、口臭や歯肉の後退、また近年の報告ではこの歯石に付着する口腔内細菌が傷んだ歯肉から血管内へと進入し、心臓の病気を起こすことが明らかになっています。歯石な非常に硬く、一度ついてしまうと自宅での除去が難しいため動物病院での除去が必要となります。

歯石の除去方法
①動物の体を保定し、ハンドスケーラーという道具を使って少しずつ除去する方法
②鎮静剤を使用し、少し眠い状態にして、ハンドスケーラーで除去できる範囲を全てとる方法
③全身麻酔を使用し、超音波スケーラーという機械で全ての歯石を除去する方法

歯石は口腔内環境の悪化に伴って付着してくるものと考えられます。注意が必要なのは、上記のいずれの方法も、結果的に付着している歯石を除去しているだけであるということです。歯石に対する対処方法を考える場合、口腔内環境の改善というのが本来の課題であることを考えてあげることが大切といえます。

口腔内環境の改善方法
ポリッシング
歯の表面を特殊な研磨剤で研磨してツルツルの状態にします。歯石の再付着防止効果が高く、歯石処置をする場合に必須の処置と考えられています。問題点としては全身麻酔が必要という点です。
ハミガキ
歯ブラシやガーゼ、指サックを使用して、歯のヌメリ(プラーク)を毎日除去する必要があります。成犬になって急に上手にできるものではないので、子犬の頃からの練習が大切です。
各種酵素剤
本来唾液中に含まれる酵素を使った各種歯磨きペーストがあります。歯石が生じやすい環境の改善に直接作用させることができます。

これらの歯石除去や口腔内環境の改善方法は、犬の性格や年齢、歯石の付着状況などで異なると考えられます。これらの事をあらかじめ相談をして決定します。

写真は全身麻酔を使用して、超音波スケーラーで除去しているものです。DSCF9733pDSCF9734pppp
DSCF9741ppDSCF9502ppp

また、ポリッシングには2種類の研磨剤を使用して丁寧に仕上げてあげることがポイントです。
左の写真が荒削り用の緑の研磨剤、右が仕上げ用の黄色い研磨剤です。
写真写真2

歯石の予防
歯石を除去した後は、再び歯石の付着が生じないように、日常の管理による予防が重要と言えます。歯石の予防には、歯の表面にこびり付いたヌメリ(歯垢)を除去する必要があります。歯垢の除去に有効とされる市販の歯磨きガム等も販売されていますが、歯ブラシや指サック等を用いた直接の歯磨きが最も効果的です。
歯石が原因で歯肉炎になってしまうと、痛みにより口に触られるのをとても嫌がるようになります。問題が起こってから歯磨きの習慣をつけるのは難しい場合がありますので、幼い頃から口の中に触られる練習をしておきましょう!