犬の平均寿命と犬種の傾向

2017年9月28日

9/18は、敬老の日であり、全国各地で長寿の方々、長寿動物のお祝い行事が行われました。札幌でも9/2の愛護フェステバルで長寿犬の表彰がされています。 各雑誌等で犬の平均寿命は、約15歳と記載されていることが多いですが、アニコムのデータでの平均寿命は、2014年で13.7歳となっています。しかしながら、犬種別の平均データの記載をみることはあまりありません。  今回、2016年にアニコム家庭どうぶつ白書で発表された犬種別の平均寿命についてご報告します。

《10Kg未満》
①15.3歳・・トイ・プードル
②14.6歳・・M.ダックス、混血犬
③14.5歳・・パピヨン
④14.4歳・・ビション・フリーゼ、ジャックラッセルテリア、カニヘン・ダックス
⑤14.1歳・・ウェスティ
⑥13.8歳・・イタリアングレーハウンド、M.ピンシャー
⑦13.7歳・・チワワ
⑧13.6歳・・ポメラニアン、ヨーキー、シーズー
⑨13.2歳・・M.シュナウザー
⑩13.1歳・・マルチーズ
⑪12.9歳・・ペキニーズ
⑫12.6歳・・シェルティー
⑬12.3歳・・パグ
⑭12.1歳・・キャバリア
⑮11.9歳・・ボストン・テリア

《10Kg以上》
①14.5歳・・柴
②13.9歳・・混血犬(10~20Kg)
③13.3歳・・ビーグル
④13.2歳・・アメリカン・コッカー、ボーダー・コリー
⑤12.8歳・・ラブラドール・レトリーバー
⑥12.5歳・・ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
⑦11.5歳・・フレンチ・ブルドック
⑧11.1歳・・ゴールデン・レトリーバー
⑨8.4歳・・バーニーズ・マウンテン・ドッグ

超大型犬や大型犬群は中型・小型に比べて寿命が短いものの、5Kg以下のトイ種よりも5~10Kgの小型犬種で若干寿命が長い傾向がみられています。 当院でも平均寿命を超えて、元気なワンちゃんがいっぱいいます。犬種にかかわらず、みんなが長生きしていけるよう、これからも寄り添えた診療を目指していきたいと思います。

獣医師 半澤

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