こんにちは。看護師の柴田です。
外からのスキンケア復習
○洗浄:以前投稿の「外からのスキンケア①」をご参照ください。
○保湿:以前投稿の「外からのスキンケア①」をご参照ください。
○保護:以下参照
○不活:以下参照
今回は「外からのスキンケア」の残り2つである「保護」と「賦活」についてご説明させていただきます。
保護: 皮膚への刺激に対する保護
保護は文字通り、直接的な皮膚への刺激を物理的に『回避』することです。全身が毛で覆われてワンちゃん達にとっては、被毛が回避のための大きな役割を持っています。
そのため、一つ目の保護機能は、毛の健全性となります。
毛の成長サイクルが正常で、常に健康な状態であれば問題はないのですが、毛自体は死んだ組織であるため、一度ダメージを受けると自己修復をすることができません。そのためダメージを受けた毛が多い場合には保護機能が落ちます。トリートメントやオイルなどを使用し、ダメージケアをしてあげることで、本来持っている回避能力に近づけておくことが大切と考えれています。
二つ目には、服や靴による保護です。
個々の毛量や生活環境、受ける紫外線量によって入力される刺激の量も変わります。そのため、皮膚被毛の状況に合わせて不足している回避能力を、服や靴などで補ってあげることも有効とされています。ただし、服の材質や着用時間によって静電気や蒸れの原因となり皮膚疾患を助長することもあるため注意は必要です。
又、上記以外にも、温度や湿度、空気清浄機などの周辺環境の重要さも動物のスキンケアでは注目されるようになってきています。床材やベットの材質を変えるだけで、皮膚トラブルの軽減が報告されています。
賦活
皮膚の賦活とは、皮膚の生理機能を高めることを目的としています。
皮膚のマッサージや入浴、ブラッシングなどが一般的にあげられ、主に皮膚の血流を改善させることで皮膚本来の生理機能を高めることを目的としています。
注意点は、皮膚を強く擦りすぎないことです。
わんちゃんの皮膚は私たち人間の皮膚と比べると「3分の1」程度の厚さしかないため、傷付きやすいという特徴があり、爪を立てたり、ブラシの毛先で引っ掻いたりしないようにする事が大切です。
外からのスキンケアのうち、保護と賦活についてまとめさせていただきました。小さな事と感じたかもしれませんが、皮膚のトラブルが続いている場合には、コツコツと小さな事から改善の手助けをしてあげることが、とても有効な場合もあります。その子のその子の皮膚の状況に合わせて選択することが大切です。
まとめ
スキンケアは「皮膚バリア機能」を修復し、お薬のサポートと同様に、皮膚トラブルを抱えているワンちゃん達にお役に立てる治療方法です。
次回は「内からのスキンケア」についてご説明させていただきます。
何かお困りの事がありましたらぜひご相談していただけたらと思います。
看護師:柴田
