東北関東大震災と飼育動物

2011年5月25日

この度の大震災にて、本当に多くの方々が被災され、いまだに想像を絶する困難な毎日を過ごす中、多くの尊い人命ならびに動物達の命が失われた現実に、心が引き裂かれる思いでテレビ画面を見つめるだけしかできず心苦しい思いでいっぱいです。また、現場にて数々の難題に取り組まれている方々に対しては、微力ながらも力になりたいという思いは、みんながもつ共通の思いだと思います。

先日、私の獣医師としての先輩であり、人生の大切な先輩でもある、宮城県で動物病院を開業されている小野寺先生より、貴重なご連絡をいただきました。現場では、小野寺先生をはじめ多くの獣医師が、被災した飼育動物のケアに、自分達の生活をなげうって奮闘しています。様々な問題が山積する中、多くの方々の努力や支援の輪によって問題は少しづつ前進に向かっているものの、その輪は、まだまだテレビなどでの報道にあがるごく一部の地域に偏ってしまったり、限られてしまっているようです。支援の輪を広げる手段にも、まだまだ混乱と困難が溢れているようです。

そこで、宮城県獣医師会では、被災した飼育動物への支援の輪の統一を図り、より迅速で、より均等な支援へと繋ぐべく、動物救護活動を立ち上げています。動物のレスキュー活動をされている多くの団体の方々と一致団結してより多くの被災動物へと、善意を届けることを目標としています。

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宮城県獣医師会のHPです。既にたくさんの支援を送られた方が多いと思いますが、今一度ご協力をよろしくお願いいたします。
http://miyaju.jp/info.php?action=detail&ac_no=97

小野寺先生の病院HPです。被災地で実際に精力的な救護活動をされています!
http://www.at-ml.jp/?in=55248&prev-on
http://miyagi-vet.jugem.jp

*札幌獣医師会でも、札幌市内の各動物病院に募金箱を設置して、義援金を募っています。
ご協力お願いいたします。

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