てんかんとは?
てんかん発作を起こす恒久的な素因によって特徴づけられる脳疾患
として学術的に定義されています。臨床的には、24時間以上の間隔
を空けて2回以上の(非誘発性)てんかん発作が生じた時点でてんか
んと診断されます。脳に明らかな構造的な異常を伴う場合と伴わない
場合に大別されるため、これらの鑑別が重要となります。
犬・猫のてんかん治療の主体は、抗てんかん発作薬の維持投与ですが、
この薬を2剤使用しても発作頻度が低下しないときにサプリメントの
併用を考えてみるのも良いようです。
てんかんの時に使えるサプリメントを下記に記します。
<中鎖トリグリセリド(MCT)>
商品としては、PE MCTパウダー・NCニューロケア・MCTオイルなど
肝臓でβヒドロキシ酪酸となり、脳に作用
・神経伝達の安定化
・神経細胞膜の安定化
・神経保護作用
・アデノシンの作用
モニタリング:体重、高脂血症、尿路結石のチェック
<DHA(ドコサヘキサエン酸)>
商品としては、PE DHA+EPA550・アンチノール・アクティベイトなど
・海馬の脂質過酸化蓄積を減らし、脱髄を防ぐ
・ニューロステロイドの上昇による発作予防
効果は商品によって用量がばらばらのため論文での評価もバラバラのよう
ですが、3か月以降で効果が見られるようです。
★高用量、高純度、高品質が大事
モニタリング:投薬コンプライアンス・口臭・高脂血症・肝酵素のチェック
<カンナビジオール(CBD)>
商品としては、My Best CBD for Pets ・Petnol・CBDカゼインタブ
・興奮系の抑制や抑制系の活性化
・抗てんかん発作薬の効果増強などが関与。
モニタリング:軟便や下痢、高用量の場合ALPの上昇
<GABA:γアミノ酪酸>
商品としては、PE GABA粒・カームワン
いずれもてんかんが主な投薬対象ではありません。
・抑制性の神経伝達物質
・鎮静、抗けいれん、抗不安作用
・メラトニンの合成の亢進
★てんかん+認知機能障害があるのならば、効果発揮の可能性あり

てんかんは、ほぼ一生涯付き合っていかなければならない疾患の一つです。
少しでも発作が起こりにくいようにしておきたい、お薬の減薬の補助として
使ってみたいとサプリの併用についてもご相談いただいております。
うちの子の場合はどうかしら?とお思いになりましたら、お気軽にご連絡ください。
