先日、米国獣医内科学専門医である佐藤雅彦先生とオンライン
にて勉強会を行いました。今回は、糖尿病を深堀しました。
糖尿病は中高齢で発症しやすい内分泌疾患の一つです。
高血糖の状態が続くと糖分の利用がうまくできず、ケトン体が
過剰にたまってきて酸性側に傾いてしまう糖尿病性ケトアシドー
シスという状態になります。その状態になると体調の悪化が認め
られやすく、その時点で受診されるケースが多くみられます。
そのため、受診時に複数の検査が必要になり、入院治療での
ケトンを減らすためのインスリン治療を開始していきます。
この入院治療中に電解質の変動を改善させる必要性がある
のですが、この補正にうまく反応できず、治療に苦慮すること
があります。それに対して、今回佐藤先生からいろいろとアド
バイスをいただくことができました。
・低P血症の補正・・P2.0以上を維持
・低K血症の補正・・通常時の推奨量よりも多めを意識
・治療抵抗性の低Kに対して・・Mgを測定し、低Mg
の場合は補正
・低Na血症に対して・・高血糖による浸透圧調整のために
Na排泄促進 130台は、Na補正必要なし
・血液pH測定の必要性・・血液ガスを測定し、酸性化の
程度の確認(当院では、測定可能です)
・初期インスリン治療に対して・・今までは短時間作用型
インスリンの使用が一般的でしたが、中間型インスリンの
使用の報告
今回学んだことを今後の治療に役立て、改善できる子を増やし
ていけるようさらに努力していきます。
今までの維持治療でもご心配な点がございましたら、ご相談ください。
