執刀医は最強の助手!?

難易度の高い外科手術においては、執刀医だけで完結することは難しく、必ず複数の助手が必要になります。また、麻酔管理や器具出しなどの外周りを含めると、当院でも4〜5名で手術を行うこともしばしばあります。

そうした中、もちろん執刀医の技術の習熟度が重要なことはさることながら、獣医学の外科手術においても『助手』の力も執刀医同等に大きくなってきます。

どこをどうしたいか?どのタイミングで何がしたいか?今何を考えているのか?など全体の流れや次の一手を理解しているのは執刀医です。助手に求められることは、執刀医の先回りをして手術の円滑化を図ることのため、執刀医が助手をすることができたら、最強の助手といえるかもしれません。

そうした意味で、同僚の先生が行う大きな手術では私自身が助手に入ることは時々あるのですが、私自身が執刀する時の助手は常に一部の看護師です。

獣医師によって、対応している手術が違っていたり、細かなところで各執刀医の手術の進め方(クセ)に差異もあります。従って獣医師同士の場合、どちらか一方の獣医師が歩調を完全に合わせられる時以外は、なんとなくギクシャク感が出てしまいます。

執刀医のクセも、手術の流れも理解していて、手術の一手先を読むための助手の技術は、執刀医が執刀医の技術をつけるのと同じ位に高度な事のため、繰り返し同じ執刀医-助手ペアで経験を積み上げるしかありません。

当院の試み

しかし、こうした助手の技術も、繰り返し助手に入るだけではなかなか習得できません。術式の基本を理解して、執刀医の目線を持つことではじめて、クセや流れが見えるようになります。

助手担当の看護師が休みの日に集まってくれて模擬手術を行っている様子です。模型を使って、それぞれ『執刀医』を体験し、執刀医の目線を持つ試みをしています。上の写真では看護師だけでTPLOという特殊な手術を行っています。

執刀医は最強の助手≒執刀医思考を持った看護師助手が最強の助手

と私は思います。

私も追い抜けれないように頑張れねです。

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